まるがり店長発！多肉やBonsaiと、いろんなプランツ＆ワンコのBlog

ご無沙汰してしまいました。
まるがり店長です。

多肉ごとではないので、ポイントもコメントもなにも要りません。

ただ、もし時間がおありでしたら読んでいただければうれしいです。
この世に、こんなワンコと飼い主がいた、ということを。


2015年9月28日（月）18：55
我が家のチョコレートラブラドールレトリバーのソニー君が
虹の橋を渡りました。

2003年11月27日誕生。
11才10ヶ月。

亡くなる当日まで、ご飯をたらふく食べてくれたので
ご飯を残したのは死ぬ直前の1回きりでした。

散歩は3日前までゆっくりですがいつもどおり歩いてくれました。

最後の散歩では、今ではすっかり通らなくなってしまっていた
若い時分に朝晩毎日走っていた、遠回りのコースに行きたがりました。
僕としてはきっと体力がもたないだろうから引き返したかったのですが
ソニーは頑としてその曲がり角から動かずに、顔をそっちに向けて行こうとしていました。
それならばと、ゆっくりと散歩に付き合いました。
ソニーは嬉しそうに道端の草をクンクン嗅いで歩き、機嫌も良さそう。
今思うと、彼なりに思い出の道をもう一度歩いておきたかったのかもしれません。

最後の食事は、消化酵素の働きを高めるための摩り下ろしリンゴでした。
リンゴはペロリと食べ、フードを一くち口に入れた後、部屋を1周して倒れました。

夏以降、下痢と血便が出始めたので何度も病院に通い、大腸炎という診断で薬を処方してもらいました。
もっと詳しく検査をすればよかったのですが、高齢なので麻酔などは使いたくなく
薬と食事で乗り切ってくれることに期待しましたが、このようなことになりました。
沢山食べるのに体重が減っていたので、腸の具合が良くないのだろうと思います。



ソニー近影

最期はとても穏やかで立派な旅立ちでした。
部屋を1周して僕の机の下に倒れると少し体が震え、慌てて僕が抱きしめるとそれも時期おさまり
あとはまさしく眠るように。
その間、今までの感謝の言葉を言い続け、ソニーはそれをちゃんと聞いてくれました。

実は亡くなる前日の夜、ソニーと一緒に寝ながら
初めてブリーダーさんの家で会った時のこと
ソニーと出会えて幸せだったこと
まだ死ぬのは早いこと
間違って死んじゃったときは、道を間違わないように空へ行くように、ということ
しばらくしたら遊びに降りてくること
また僕らの元に生まれて戻ってきて欲しいこと
etcetc
たくさん話しました。
ソニーは目をあけてこっちをじっと見つめて聞いていました。

今思うと、僕の中にもソニーの命の炎が弱くなっているのを感じ取っていて
いろんなお話をしたのだと思います。



新宿御苑の桜の樹


東京マラソンで通行止め


新宿御苑前のタリーズ


ソニーとの出会い


初めてのご対面。ブリーダーさんの家で。

2003年の12月31日に、千葉県八街市のブリーダーさんの家に行って
産まれてまだ1ヶ月過ぎた頃のソニーに会いました。
ソニーは6匹兄弟で、その中で一番大きくて優しくておっとりした子といわれました。
餌の時間になって他の子が我先にと行くところを、
ソニーは後からのんびりついて行く感じだったみたいです。

けれど手足が他の子のよりも大きく骨格もしっかりしてるので
大人になるとラブ本来の大きい理想体型な犬になるよ、と言ってました。
ブリーダーさんは、ソニーの父親である英国ショータイプチャンピオン犬の体型を
一番に受け継いでいるソニーのみを手元に残して育てる予定だったみたいでしたが
何かの都合で里親募集を掲示して、それを僕がネットで見たというわけです。

僕も飼おうと決めてから一番初めに対面したのがソニーでした。
ブリーダーさんが抱っこしていたときはちょっと暴れてましたが
僕が抱っこすると、とたんに目を瞑ってすやすやと寝始めて、
そのあとテーブルの上にソニーを置いて話をしていたら
何度も何度も僕のほうにヨチヨチ歩いてきて離れてくれません。

そのときに、もうこの子で決まりだな!って直感で思い、迎えることになりました。
本当は他にもブリーダーを巡って何匹か見て決めようと考えていましたが
ソニーと会ったときから、そんな考えは何処かに飛んでいってしまいましたね。

今思えばいろんな偶然が重なり出会えたのだと思います。
僕もソニーを探していたけど、もしかしたらソニーも僕を探していたのかも?



新宿御苑内の遊歩道


いちばん仲が良かったボビー君と。
きっとお空の庭を2匹で駆けまわっているかもしれませんね。



店の前でゴロンチョ


ラブラドールにもいろんな性格の子がいると思いますが、
ソニーは穏やかで平和主義、攻撃性は無くフレンドリー。
食い意地は人一倍。



東新宿の庭園前


まるがり店長とパチリッ


ペロペロされた！


9月30日（水）　哲学堂動物霊園で荼毘にふされ
10月1日（木）　合同墓地　きずな塚　埋葬


この11年10ヶ月を思い出すと、長い旅だったような、あっという間に過ぎ去ったような。
ソニーとの生活が永遠に続きそうな気もしたけど、やっぱりお終いの日は来る。
いまひとつだけ言葉を発せられるのなら、
「ソニーと出会えてよかった。」
これに尽きます。

僕は君を忘れない。ありがとう、ソニー君。　
僕らのかけがえのない家族。
君はまぎれもなくいちばんの良犬です。

ソニー、またね！




と、いうことで
夏以降多肉のお世話が全く出来ていません。荒れ放題です。
復活できるかどうかわかりません。
また再開するときは、こちらのブログでお知らせいたします。

最後までお読み戴きまして、本当にありがとうございました。
感謝します。